2016年8月7日日曜日

第23回定例会

ぷれジョブちの 7月19日(火) 茅野市文化センター 第2会議室

 定例会が開かれました。会場いっぱいの人たちに加え、今回はスペシャルゲストも来場してくださいました。スペシャルゲストについてはのちほど。

1 活動報告
○MKさん
 高校3年生のMKさん。最後のジョブはMKさんが希望していたよく行く近所の“アメリカンドラッグ”に決まりました。
 事前打ち合わせも終え、7月29日からいよいよスタート。来年1月末までの半年間のチャレンジです。
 今までの活動場所(図書館・市役所)との一番の違いは…。大勢の人が利用する場所「売り場」でのぷれジョブということ。シャイなMKさんを気づかって、売り場に出ないお仕事もあると店長さんからお話をいただきましたが、「最後だから売り場でのジョブに挑戦したい!」という気持ちを尊重してくださり、ここでのジョブは “品出し” と “「いらっしゃいませ。こんにちは」 のごあいさつ” に決まりました。MKさんからは「がんばります!」とひとこと。MKさんのチャレンジが始まります。

○TSさん
 高校1年生のTSさんはただいまぷれジョブ活動をお休み中。高校生活を満喫しています。制服姿で参加してくれたTSさんはとても大人びて見えました。
 高校での生活の様子をいきいきと話してくれました。サポーターさんからは「少し合わなかっただけなのに、見違えるように大人になった」とうれしい言葉。高校生活が落ち着いたらまたぷれジョブスタートの予定です。

○KNさん【茅野市役所さんでのぷれジョブ】
 市役所でのジョブが昨日は終了しました。そして、次のジョブはTSさんに続き「そばきり吉成」さんでのぷれジョブが決まりました。先日、事前打ち合わせを終えました。夏休みが明けた 8月24日(水)からスタートすることに決まりました。
お仕事内容はTSさんと同じで、お掃除と宴会会場のテーブルセッティングです。
①サポーターさんから
 保育園児のおはし練習用のアルミホイル教材づくりをしました。アルミホイルをまるめる作業でした。簡単にまるめるのがすごい。でも、ひたすら丸めるので手が痛くなっていました。机の上でまるめるとKNの絶妙なやり方でピカピカのツルツルになる。ジョブに集中している。嫌にならないでいる。職員の方も応援してくれている。チーボのうちわをもらえてうれしそうでした。市役所の6階まで上がると八ヶ岳を眺めたり、木落坂を眺めたり。楽しくできている。
②本人から
 良い仕事ができてよかったです。
③応援メッセージ
 KNさんのぽろっというひとことが楽しい。ジョブに対して責任感を持っている。市役所もそうだろう。これからも頑張ってね。

YAさん【Soy-屋(ラーメン屋)さんでのぷれジョブ】
 たくさんの人に支えられて、Soy-屋さんでのぷれジョブが終了しました。「あいよ!」の声がけが評判良かった。調味料の補充は難しくしっぱいしてしまったことがあったけれど、工夫しながらできました。お客様のことを考えていました。
②店長さんから
 あっという間の半年間。来週からYAさんの元気な声が聞けないのがさびいしいです。高校生になっらアルバイをしてくれるといったので、とても楽しみです。
③サポーターさんから
・とても一生懸命やっていた。英語の勉強までした。いろいろな人が(お客さんとして) 応援にきてくれた。私には「あいよ!」が言えなくて、いつも(YAさんに)先をこされて、くやしかった。
・Soy-屋で半年間ジョブさせてもらった。YAさんの「あいよ!」のかけ声は自分から店長さんに「やりたい」とお願いしていた。わたしたちには、タイミングが難しいのに、店員さんといっしょにかけ声をしていた。店長さんからは、他のアルバイトの子のお手本になると言っていただいた。6ヶ月間行くと別れが辛かった。
④YAさんのメッセージ
 次のジョブは市役所に行く。8月に入ってからのスタート。

2 YAさん修了式
 YAさんにはぷれジョブ修了証が手渡され、YAさんからはサポーターさん1人1人へ感謝の手紙が渡されました。

3 SKさんから名刺のプレゼント
 プレジョブスタートに向けてがんばっています。サポーターのみなさんと仲良くなりたいと、サポーターさん1人1人にあいさつをした後、手作りの名刺を渡したり、質問をしたりしながら交流をもちました。

4 KNさんのお父さんより
 先月2日 妻が急逝しました。四十九日が無事済みました。落ち着きました。信じきれていないところがある。妻の代わりにがんばります。下は向きません。前を向いてやっていきます。
→YAさんのお母さんから
 KNさんのお母さんと、2人でぷれジョブを立ち上げてきた。願ってはじまって苦労して今日まできました。KNさんのお母さんの願いもあるので、Kさんとこれからもぷれジョブをやっていきたいと思います。

5 今回のスペシャルゲスト
 ぷれジョブの生みの親である西幸代先生。長野県でぷれジョブを積極的に進めて下さっている宮尾彰先生のお二人が定例会に参加してくださいました。ここでとても素敵な発表がありました。なんと、お2人は5月5日にご結婚されたそうです。そこで、お祝いにYAさんのお母さんが焼いて下さったシフォンケーキに急きょ「ケーキ入刀」のセレモニーを行いみんなでお祝いをしました。
○宮尾先生
 ここに来るのは3回目になると思いますが、今日も胸がいっぱいです。ここに来ると何かを取り戻す気持ちになります。SKさんをはじめ、ひとりひとりが人間として豊かになっていく姿をご一緒できることがうれしい。TSさんは高校生になった。YAさんにはいつもスイッチを入れてもらっています。市役所の道をひらいてくれたMKさん。KNさんとラーメンをご一緒させてもらって、ガラ携のことで盛り上がった。熊本城が可愛そうと言っていました。サポーターのみなさんもプレジョブの大切なものを表現してくださっているように思います。
○西先生 
 すばらしい会ができていますね。13年前にぷれジョブをつくりましたが、ここにその形ができています。サポーターさんがとても大切な活動です。日本中の中でこんなに素敵なところはない。誇っていただきたいです。いっぱい何かもらうんだけれど、みんなちょっとずつ与えていく場でもあります。今後ますます楽しみです。
 ぷれジョブは最初から四つ葉のクローバーをイメージしています。1つ1つの葉はサポーターさんだったり学校だったり。真ん中の部分を空白にしていることを大切にしています。ここに神様が降りてくることにしている。ここに毎回KNさんのお母さんが降りてきます。その思いをつないで次へいく。この4つ葉のこの空白にしているのは、亡くなった人をとめるつくりにしている。あるとないがいったりきたりするところ。ずっと繋がれていく。次の世代へと繋がれていくのです。

                                    


文責:キートス3世・ふろむY

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