2016年4月1日金曜日

第20回 定例会

 3月の定例会が茅野市文化センターの第2会議室で行われました。今回もぷれジョブの様子が報告されました。

○T.Sさん 【そばきり吉成さんでのぷれジョブ】
 まず、発表の冒頭、うれしいお知らせ。Sさんが高校への進学が決定しました。会場のみなさんからたくさんの拍手を贈られていまいた。本人からは、「笑顔を保ち楽しい日を送れるれるようにしたいです。」という素敵なコメントがありました。
①サポーターさんから
 手順は確実に頭に入っていて何も言わなくてもテキパキとこなすSさん。お客さんのことまで考えている仕事ぶり。自分の靴の向きまで配慮しているほどです。
 今回、鍋のガスコンロのセッティッグがありましたが、やったことのない活動にもしっかり対応することができました。
 アルバイトの子の方からSさんに自己紹介をしてくれました。Sさんは照れながら自己紹介していました。自分から明るく声がかけられるようになるとさらにいいですね。アルバイトの子がSさんがやったのを見本にしている様子がみられました。
②本人から
 仕事関係ではじめて自己紹介をしました。1人目は声をかけられて2人目は緊張してしまいました。だけれど、いい経験になりました。自分から前に出て他人との関係をつくり、自分からできるようにしていくんだなと思いました。再来週が最後だけれど、今までの経験を生かしたいです。
③お母さんから
 先生から「仕事の仕方について提案した姿。これが自分の力になる。高校生、社会人として活躍している姿が思い浮かびます。」と言葉をいただいた。
 新生活が始まるので、しばらくジョブはお休みしますが、また機会があればぜひ取り組みたいです。

○K.Nさん 【茅野市役所でのぷれジョブ】
①サポーターさんから
 Nさんは1月から市役所でぷれジョブをしています。議会棟の雑巾がけでは、雑巾が真っ黒になるまでがんばっていました。今は、秘書課の応接室のお掃除をしています。航空写真など誘惑するものが飾ってありますが、それに負けずにぷれジョブをしています。先日は市長さんとお話したり写真撮影したりしました。ハンコ押しをしたり、御柱のおんべを袋詰したりしています。「丁寧に根気よくできた。」とほめてもらいました。
②本人から
 おんべの袋詰作業ができてよかったです。
③お母さんから
 気長にがんばっているようです。お家で掃除をしたことがなく、雑巾を絞ったこともないのによく頑張っています。課題も出していただいているようでありがたいです。

○Y.Aさん 【Soy-屋(ラーメン屋)さんでのぷれジョブ】
①ぷれジョブの様子
 爪楊枝はつめないとふたがしまらないし、反対に詰めすぎると取れないので、ちょうどよく入れるのが難しいです。調味料の補充が時間内にできるようになりました。メニューを拭くお仕事が追加されました。はじめは、半分のメニューを拭くだけで時間がたってしまいましたが、今は全部のメニュー、さらに予備のメニューまで拭けるようになりました。アルバイトの人とスピードが変わらないほどです。
 Nさんご一家が来てくれました。店長さんが「お知り合いなら水を運んでみる。」と声をかけてくださり、水を運びました。「ご注文お決まりになりましたらお呼びください。」と言うことができました。帰宅したNさんはずっとお店の方を見ていたそうです。
②ジョブの様子を見たNさんから
 「仕事かっこよかった。」
③サポーターさんから
 毎週火曜日の5時15分からでお腹が空いている時間だけれども頑張っています。Aさんがサポーターさんにやり方を説明している様子を見て、お店の方がびっくりしていました。お客さんが来ていましたが、「失礼します。交換させてください。」「ごゆっくりどうぞ。」ということができました。
 店長さんは臨機応変にAさんに接してくれています。「Aさんが来てくれると元気もらえる。」と言ってくれています。
 はじめは12か所の内、8か所ぐらしかできませんでしたが、全部やるためにはこういうふうにテキパキやろうと考えながらやっているのが伝わってき

ました。
 後からきたアルバイトの人がAさんのところに来てあいさつしてくれています。
④本人から
 4月から3年生。2年生のときに
Soy-をはじめました。2年生の私は温かい対応ができました。満足しています。3年生になってもこの調子でがんばりたいです。
⑤お父さんから
 本人の中に2年生と3年生の区切りがあります。「3年生になったら頑張れるかな。」「2年生よりがんばろう。」という揺れる気持ちがあるようです。
 家族で飲食店に行って調味料を適当におくと怒られるようになった。Aさんが大人になって、お父さんを超えているところを感じます。
⑥お母さんから
 環境が変わるのを自覚していて不安に感じているようです。「できることをひとつずつやっていけばいいよね。」と話している。昨日の夜、3人で
Soy-屋へ行きました。じじがメニューを適当に置こうとすると、綺麗に整えて置いている姿をみることができました。

○最後に
 今回は今年度最後の会ということで、子どもたちからサポーターさんへ、1年間の感謝の気持ちを込めたプレゼントが贈られました。1年間の成長が感じられるしっかりとしたお手紙が書けるようになりました。
  とても和やかな雰囲気の中、第20回の定例会が閉じられました。


                                   文責:キートス3世

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